NOMON YOUR WELLNESS「循環とリズムと味わい尽くす」武田双雲 #03

 

あなたの人生が前向きに動き出す朝の10分間。J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」。

「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端科学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。

このコーナーでは、ステキに自分らしく人生を生きる「プロダクティブ・ライフ」をテーマに、毎月、素敵なゲストをひとりお迎えして、豊かなライフスタイルのヒントとなる体づくりやスポーツ、食などの話をお届けします。

 

今月は、NHK大河ドラマ「天地人」の題字など様々な作品を手がけている書道家の武田双雲さんが登場。近年は、書道家の枠を超えて、音楽家や彫刻家などのアーティストとのコラボレーションを行うなど、現代アーティストとしても世界で活躍の場を広げている彼のポジティブなマインドとライフスタイルを紐解いていきます。

 

 

これまでも、次々と素晴らしい作品を生み出している双雲さん。力を抜くことを常に心がけ、リラックス&エンジョイを大切にしながら、活動の幅を広げている上で、呼吸法にも変化が生まれてきたんだとか。

 

呼吸を切り替えて、エネルギーを循環させる。

 

「ボクの呼吸法ですが、自分で細かなチェックを入れながら、コントロールするようにしています。例えば、いま呼吸が浅いなとか。変に力が入っているなと感じたら、深い呼吸に切り替えたり、考えすぎているなと思ったら、脳にエネルギーが行きすぎているので、全身にまわしたり。常に体の中のエネルギーを循環させるように生活しています」。

 

焦ったり、変に力が入って硬くなったり、その変化は呼吸に一番出る。それを自身で察知しながら、コントロールし、整える。偏り過ぎているエネルギーを循環させて、必要な場所へと送る独自の呼吸法。

 

それを支える、日々の生活の中で、自分の中の良い循環をする上での食事についてどのように考えているのだろう?

 

自分のリズムと、味わい尽くすことが大事。

 

「食事のボクのこだわりは、味わい尽くすことです。とにかく、感謝しまくって、目をつぶって最後の晩餐くらいの気持ちになって、毎回感動しています。もう、感謝して、感動して食べるってことだけにこだわっています。食生活としては、色々と試してみたんですが、最近の朝ごはんは、りんごジュースと青汁だけにして、昼と夜をゆっくり食べるのが一番良くて。とくに昼と夜はどれだけ食べてもいいから、とにかく堪能して味わう、これがボクにとってすごくリズムが良いんですよ。食べる時の感謝力が上がるみたいな感覚ですね」。

 

感謝しながら、感動して食べる。双雲さんの食事ついての考え方、とても素敵なことだ。生産者が大事に育てた食材、料理をつくる作り手、家庭でも社会でも、食べ物を大切にする意識としても大切だと思った。自分のリズムを知り、それが健康、元気の活力になる、まさに循環の一つだ。

 

幸せ度が均等、常に集中が作品の源。

 

「ボクは、なんか普通と違っているのかもしれないですが、色々なことでの価値の違いがないんですよ。例えば、何が好きとか、何が良いとかが無い。ずっと平坦な場所にいる感じなんですね。ある意味、特殊なところですが、夢とか希望とか、家族と過ごすときも、移動するときも、歯を磨いているときも、アートをつくっているときも、自分の幸福度が一緒で、均等なんですね。だから、どの瞬間を切り取っても、いつも超幸せって状態を自分がつくっているんです。あと不思議なのが、ボクは集中しないんです。つまり、集中しようって思って、集中してない。ボクは毎瞬、どの瞬間でも集中しているんですよ。ある意味、常にそのまんまなんですね。そんないつもの状態から、次々と作品が生まれてきます。日常のどこを切っても、感謝したり、楽しんだり、そんないつもがそのまま作品になっています」。

 

どんな時も幸せが均等で、どんな時でも常に集中しているから、集中力がない。双雲さんのリラックス&エンジョイと感動力がもたらす、ポジティブなマインドセットを聞くと、その素直さというか、純粋な気持ちがそのまま作品に映し出されるのも納得できる。

 

最後に、作品をつくる上での心境と、12月に開催される、双雲さんの個展について伺った。

 

「アーティストとして、作品をつくる時ってすごく孤独なんですね。アトリエでひたすら描いて行く時って、やっぱりノイズが出てくるんですよ。変に力が入るし、プレッシャーもあるし、モチベーションの変化もあるからですが。でも、そういう時にこそ、今まで鍛えてきた結果が出るんですね。やっぱり、リラックスとエンジョイしながら、絵の具に感謝したり、キャンバスに感謝したり、自分の体にも感謝しながら、涙が出るようなありがたい気持ちで作品が次々と生まれてきて。作品をつくって行く上での苦しみはあまり無かったですね。今回は、伊勢丹史上、最大規模と言われているような超巨大個展なんですね。作品のエネルギーがとにかくすごいと思いますので、ぜひ、楽しいエネルギー、わくわくエネルギー、リラックスエネルギーを浴びに来て欲しいと思います」。

 

伊勢丹新宿店で開催される、武田双雲展「夢、叶う」は、12月16日(水)から、22日(火)まで開催される。ぜひ、このパワースポットのような超巨大個展で、みなさんもエネルギーを感じて欲しい。

武田双雲

1975年生まれ。東京理科大学理工学部出身

書道家・現代アーティスト

3歳より書家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTT入社。約3年間の勤務を経て書道家として独立。音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。映画「春の雪」、「北の零年」、NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、世界遺産「平泉」、スーパーコンピュータ「京」、「美空ひばり」など、数多くの題字、ロゴを手がける。また、フジロックフェスティバルや、ロシア、スイス、ベルギー、ベトナム、インドネシアなど、世界中から依頼を受け、パフォーマンス書道、書道ワークショップを行っている。2013年には、文化庁より文化交流使の指名を受け、日本大使館主催の文化事業などに参加し、海外に向けて、日本文化の発信を続けている。百貨店や美術館などで斬新な個展を開催。2010年目黒雅叙園での個展には来場者が4万人を超える。2015年及び2019年、アメリカのカリフォルニア州にて個展開催。現地メディアにも取り上げられ、好評を博す。また、2008年6月14日開通の東京メトロ地下鉄副都心線、明治神宮前駅にパブリックアートとして「希望」の作品を提供。様々な企業や個人から依頼を受け、ビジョンを書で揮毫している。オリジナルの書道講義が話題を呼び、日テレ「世界一受けたい授業」など様々なメディアに出演。講演会やイベント、セミナーなどへの出演も多数。身体に優しいオーガニック食材や発酵食品を使った店舗のプロデュースを手がけ、2017年、湘南に「CHIKYU FARM TO TABLE」、2018年、浅草にCHIKYUの姉妹店「MISOJYU」をオープン。2019年元号改元に際し、「令和」の記念切手に書を提供。ベストセラーの「ポジティブの教科書」をはじめ、「波に乗る力」(日本文芸社)など、著書は50冊を超える。20年間主宰した書道教室「ふたばの森」は、2020年3月末に閉講。近年は現代アーティストとして作品を発表。2019年アートチューリッヒに出展。2020年1~2月、代官山ヒルサイドフォーラム及び日本橋三越にて、ドイツGallery Duruduru及びArtriun Birnbachにて、個展開催。また、2020年9月~12月にかけて、大丸松坂屋百貨店(京都店・心斎橋店)・GINZA SIX・伊勢丹新宿店にて、個展を予定している。

公式ホームページ:http://www.souun.net/

公式ブログ【書の力】:http://ameblo.jp/souun/

LINEブログ:http://lineblog.me/takeda_souun/

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【番組インフォメーション】

J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」

「ココロとカラダが喜ぶ日曜日。」がテーマのJ-WAVE『MAKE MY DAY』内にて、毎週日曜日AM7:05-7:15にお届けしているNOMON YOUR WELLNESS。「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端化学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。

毎週日曜日 7:05am – 7:15am(10分コーナー)

ナビゲーター:前田智子

番組公式サイト

この番組はradikoでも聴取可能。タイムフリー機能では放送日から1週間に限り無料で視聴可能。

執筆

LIFE IS LONG JOURNAL編集部

 

LIFE IS LONG JOURNAL編集部。 ”LIFE IS LONG JOURNAL”は「人生100年時代」を迎え、すべての人が自分らしく充実した人生を歩んでいくための「健康寿命」を伸ばすために役立つ情報を発信するメディアです。

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