NOMON YOUR WELLNESS:ON AIR ARCHIVES | 8月テーマ「食から考える健康」 vol.05

ボクのレシピの特徴なのですが、食材を無理やり美味しくする技法を使っているんですね。

香りが強い食材とか、旨味の強い調味料とかを使うことで、料理全体をまとめ上げています。ボクの黄金の味付けみたいなものがあるんですけど、それを使うと、ほぼ美味しくなりますね。

それにこれだけ料理を作っていると、もう作る前から大体の味がわかってしまうので、頭の中で考えて、想像しながら料理を作るスタイルが非常に多いです。

バターと醤油の組み合わせだったり、白だしの使い方だったり、色々とあるリュウジさんの黄金の味付け。その一つが、お茶って本当ですか?

ボクのレシピって、水の代わりにお茶を使うことが多いんですよ。お茶はとってもいい香りがするので、料理をとっても美味しくしてくれます。

ボクが好きなのは、カブと鶏肉を烏龍茶とお出汁で煮込むレシピ。普通に買えるペットボトルの烏龍茶を使うんですが、ドボドボ入れて煮込むだけ。お肉の臭みがまったく無くなって、香ばしさと旨味が出ます。

烏龍茶で煮込むことで出る香ばしさ、本当に美味しそうですね。他にもほうじ茶と普通に売っている焼肉のタレを1:1で混ぜると、絶品のそうめんつゆが出来たり、リュウジさんのレシピは美味しくてユニークですよね。

意外な組み合わせがいっぱいなリュウジさんのバズレシピ。5つ目となる夏バテ解消レシピを教えていただきましょう。

今月ご紹介する5つ目の夏バテ解消レシピは「冷やしねぎ塩豚そうめん」です。とってもさっぱりしているので、残暑が残るこの季節にはとってもオススメです!

このレシピは、ねぎのスープが特徴なんですね。冷蔵庫で寝かすことでネギの辛味が飛んで本来の甘さや風味が楽しめます。それに豚肉で良質なタンパク質も摂れますし、ネギも生のまま食べることが出来るので非常におすすめのレシピになっています。

本当に残暑が辛い時期にさっぱりと食べられそうですね。さっぱりしていて栄養価も高く、お子さんから、様々な世代の方々にも好まれそうなレシピですね。

そして最後に、リュウジさんの健康の秘訣、プロダクティブエイジングに繋がる食事の摂り方について伺いました。

ボク肌がとってもキレイって言われるんですよね。スキンケアとか全く何もしていないんですけど。それはボクが思うに、好きなものを食べているからかなと思っています。

考え方次第なんですけど、美味しい食べ物って体が欲していると思っていて。汗をかいたらしょっぱいものが食べたいし、暑い日には辛いものが欲しくなったり。ある程度の栄養の知識は頭にいれておきながら、バランスよく美味しいもの食べるってことが非常に大切だと思いますね。

あとは、脂質をわざと摂るようにしていますね。オリーブオイルとか、ごま油とか。ボクは研究者とか科学者とか専門家ではないので、勝手な思い込みなんですけれども、もう亡くなりましたが、僕のひいおばあちゃが、すごく若々しい人だったんですね。

それは、結構油ものを食べていて、70歳を超えても大トロとか大好きだったり、それを見ていて思ったのが、脂っこいものって食べていた方が若々しくなるんじゃないかなって、ボクは勝手に思っています。

体が欲しているものをバランスよく食べる、そして脂質を積極的に摂ることがリュウジさんの健康の秘訣。本当にお肌がキレイですし、元気と健康の源が、美味しく食べられる量を食べるっていう考え方なのかと思いました。

リュウジさん、たくさんのヒントをありがとうございました。