あなたの人生が前向きに動き出す朝の10分間。J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」。
「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端科学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。
このコーナーでは、ステキに自分らしく人生を生きる「プロダクティブ・ライフ」をテーマに、毎月、素敵なゲストをひとりお迎えして、豊かなライフスタイルのヒントとなる体づくりやスポーツ、食などの話をお届けします。
今月は、全国の生産者から直接食材をお取り寄せできる「産直通販サイト 食べチョク」の代表である秋元里奈さんにお話を伺います。オンラインの直売場である食べチョク。このコロナ渦の中で様々な産地から新鮮な食材を購入できること、そして外食産業が厳しい状況の中で、生産者をサポートすることにも繋がると大きな注目を集めています。彼女のポジティブマインドで繋がった全国の生産者さんたちとの物語や食材に対する思いを紐解いていきます。
食べチョクはコロナ渦のいま、全国の生産者から直接新鮮な食材を買えるサービスとして非常に注目を集めている。様々な苦労を重ねて、農業という業界に飛び込み、現在の規模感まで成長させた秋元さんだが、起業したときは誰もが初心者という気持ちでスタートしたそう。
Index
はじめての起業は誰もが初心者。
「実はわたし、最初は起業しようって思っていたわけではないんですね。たまたま知り合いに年下の起業家がいて、農業の事業をやりたいって相談していたんですね。そしたら彼に起業した方がいいんじゃないかって言われたんですよ。その時って自分が起業することに怖さとかは無かったけど、実際に経験も何も無いから失敗するだろうなって思っていたんですね。でも、その彼が初めての起業は誰もが初心者だし、サラリーマンを続けていても起業のスキルが身につくわけでもないって言ったんですよ。その時、確かにそうだなって思ったのと、失敗したとしても起業した経験を持っているわたしを欲しいって考える企業もあるかなと思ったので、とにかくまずは始めて見るか!って感じでスタートしました」。
秋元さんのスタートアップは、誰もが初心者で、失敗したとしてもそれを経験値と捉えるマインドからはじまった。もちろん大きなリスクを背負っての船出だが、「とにかく始めてみる」という意思が経営者としてのスキルにつながり、いまの食べチョクの成長へと導いたのだ。
起業して、はじめて感じた農家さんのような生き方。
「わたしは約3年半、前職だったDeNAにいて、そこから起業して4年が経ちました。社会人としての経験値は経営者の方が長くなったこともあり、物事への価値観や考え方ってやっぱり大きく変わりましたね。サラリーマンの頃はすごく狭い世界の中で物事を考えていたんだなとか、自分を振り返れるようになりましたし、生き方も含めてすごく柔軟に考えられるようになりました。私が思う起業することは、誰も助けてくれない海の中へ突然飛び込むような感覚だったんですけど、そこから様々な情報を自分で手繰り寄せ、会社や自分に関係ないことも意識的に情報として集めるようになりました。本当に見る世界が広がったなと思います。仕事は好きですし、ずっと農業という業界にいたいなって気持ちは今も変わりません。ただ色んな人生の生き方もあるなって思います。それこそ、わたし自身も農家さんのような生き方をしてきたんだなってって考えるようにもなりましたね」。
様々な試練を乗り越えて、また初心の農業の道へと進みたい気持ちになっている秋元さん。そんな彼女の想いが新鮮で美味しい食材のプラットフォームを作っているのだ。現在の緊急事態宣言下、ステイホームが多くなる中、全国各地の美味しい食材と繋がれる食べチョクの魅力をあらためて伺った。
より良い食生活の提案。
「わたしたちはスーパーとは違って、生産者さんの顔を想像しながら、新鮮な食材を食べることができることが大きなメリットだと思っています。食べチョクは、『生産者さんたちと直接つながると料理はもっと美味しくなる』というコンセプトを掲げています。どんな生産者の方が、どういう風に、どんな思いで作っているのか知ると食べる時の気分がすごく上がったり、そのことが食事中の会話になったり、食卓が今まで以上に豊かになると考えています。コロナ渦の現状でお家時間が増えている中、あらためて食文化が見直されているとも感じています。ただ食べて終わる食ではなく、食べる過程も一緒に楽しめるような、エンタメ要素を含んだものになっていくんじゃないかなと思っていますね。わたしたちは今後も生産者の方と皆さまをつないで、より良い食生活が提案できたらいいなと思っています」。
このコロナ渦の中で自分たちも食を通して楽しむことができ、それが生産者の支援にもなる。農業を廃業から守るために生まれた小さなコミュニティは、今では食と社会をつなぐ大きなプラットフォームとなっている。
【プロフィール】
秋元里奈
食べチョク 代表
神奈川県相模原市の野菜農家に生まれる。 慶應義塾大学理工学部を卒業した後、2013年に株式会社ディー・エヌ・エーへ新卒入社。webサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリのマーケティング責任者に就任し合計4部署を経験。 2016年11月に農業分野の課題に直面し株式会社ビビッドガーデンを創業。2017年5月にこだわり生産者が集うオンライン直売所「食べチョク」を立ち上げる。リリース3年で認知度/利用率No.1の生産者特化ECに成長。2019年9月と2020年4月にフジテレビ系列「セブンルール」に出演。2020年4月にアジアを代表する30歳未満の30人「Forbes 30 Under 30 Asia」に選出。2020年9月よりTBSのニュース番組「Nスタ」の水曜レギュラーコメンテーター。オンオフ問わず365日24時間着ている「食べチョクTシャツ」がトレードマーク。
食べチョク
https://www.tabechoku.com
NOMON YOUR WELLNESS OCTOBER INTERVIEW
【番組インフォメーション】
J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」
「ココロとカラダが喜ぶ日曜日。」がテーマのJ-WAVE『MAKE MY DAY』内にて、毎週日曜日AM7:05-7:15にお届けしているNOMON YOUR WELLNESS。「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端化学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。
毎週日曜日 7:05am – 7:15am(10分コーナー)
ナビゲーター:前田智子
この番組はradikoでも聴取可能。タイムフリー機能では放送日から1週間に限り無料で視聴可能。