あなたの人生が前向きに動き出す朝の10分間。J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」。
「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端科学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。
このコーナーでは、ステキに自分らしく人生を生きる「プロダクティブ・ライフ」をテーマに、毎月、素敵なゲストをひとりお迎えして、豊かなライフスタイルのヒントとなる体づくりやスポーツ、食などの話をお届けします。

今月は、全国の生産者から直接食材をお取り寄せできる「産直通販サイト 食べチョク」の代表である秋元里奈さんにお話を伺います。オンラインの直売場である食べチョク。このコロナ渦の中で様々な産地から新鮮な食材を購入できること、そして外食産業が厳しい状況の中で、生産者をサポートすることにも繋がると大きな注目を集めています。彼女のポジティブマインドで繋がった全国の生産者さんたちとの物語や食材に対する思いを紐解いていきます。

2016年に秋元さんは26歳の若さで食べチョクのサービスをスタートし、現在では3,000件を超える登録生産者を誇る。全国の生産者をサポートしながら、急成長を遂げた理由を訊いてみた。

 

農業に貢献するために急いだ販路拡大。

 

「食べチョクを立ち上げた当初は、こんなにも早く動くと思っていませんでした。正直、5年から10年のスパンで伸ばせていけたらいいなと思っていたんですね。そして実際に運営していく中で、わたしたちが1年目、2年目の頃、初期に登録してくれた生産者さんが廃業してしまう経験をしました。本当に良いものを作っている人がどんどん辞めてしまうことを肌で実感して、資金調達だったり、なるべく早く会社を大きくするための方法を考え始めました。サービスを始めた時は、このタイミングでこの規模感になっているとかは想像出来なかったです。わたしはこの業界にずっといようと考えているんですけど、食べチョクのサービスをもっと大きくしないと、ある意味で貢献できるはずだった人にも出来なくなってしまう危機感も持っていて、それで急ぐようになったという感じですね」。

実家の野菜農家が廃業した経験を持つ秋元さん。事業を立ち上げてからも、登録してくれた生産者がどんどん廃業していった。彼女が言った貢献という言葉には、生産者の廃業回避という意味が込められていた。その強い思いが食べチョクの拡大を加速させ、今の規模感へと成長させたのだ。一番苦労した時期を彼女が振り返ってくれた。

 

信頼してくる生産者のために前に進む。

 

「苦労したことですよね。それは一緒に食べチョクを育てていく仲間が中々集まらなかったり、生産者さんに厳しいお言葉をいただいた時は本当に大変で辛かったなぁと思います。でも少ない数だけど、すごく信頼してくれる生産者さんたちもいたので、「この人たちを裏切るわけにはいかないなぁ」って思っていたので、あんまり辛い思いを意識するってことは無くて、とにかく前に進まなきゃいけないという感じでした。あらためて振り返ってみると、生産者さんたちの厳しい言葉、あと投資家の方々から資金を提供してもらえなかった時は本当に大変で辛かったなと思います」。

しっかりと自身が向き合い、あきらめずにとにかく前に進む。その彼女の姿勢から生まれた信頼が、今の仲間たちと全国各地の生産者たちを食べチョクに集めた。現在では、全国各地の野菜をはじめ、魚や肉の生鮮食品全般にお花、生産者が作っている加工品も取り揃えている。秋元さんは計画的に取り扱う商品を増やしていったんだそう。

 

まずは野菜から始まった食べチョク。

 

「食べチョクでは、もともとお花をはじめ、様々な食材などを取り扱う予定でスタートしました。ただし、最初から全部一気に始めてしまうと力が分散してしまうので、農作物に絞って始まったんですね。2019年の7月以降から徐々にお肉など他のジャンルの食材が始まりました。色々と調査をしていくと野菜が非常にキーになっているのがビジネスの観点で見えてきまして、まずはしっかり野菜が売れるサービスにすることを大切にしてきました。お肉やお魚って晴れの日需要で目を惹きますし、ニーズも大きいいのですが、野菜みたいに毎日使うような商品をしっかりと売っていけるサービスにすることが、農家さんにはとっても重要なのかと思って、もちろんわたしの実家が野菜農家だったということは多少ありますが、最初はしっかりと野菜を売っていくことにして良かったと思っています」。

実際に食べチョクのサイトを見てみると、全国各地の新鮮な食材が生産者の顔とともに掲載され、まさにオンライン上の産直だ。小規模な農家でも良い物を生産していたら、ここからビジネスに繋がる。秋元さんは本当に新しい流通販路を作り上げたのだ。食べチョクには、「今まで食べたことがないくらい美味しい」「子供の食べず嫌いがなおった」など、ユーザーの声も多く寄せられている。食べチョクでは安心して新鮮な食材を提供できるように厳しい基準を設けているそう。

「食べチョクには基準がありまして、それを満たす生産者の方だけご登録をいただいております。農薬化学肥料とかは使っていても大丈夫なんですが、その量をきちんと管理している、申請の時には実際に使用している農薬の種類や配布頻度申告いただいております。あとお肉だと家畜が倫理的な環境で育っているのか、ゲージなどで狭い環境に閉じ込められていないかなどを確認しています」。

厳しい基準を通って、安心して食べられる豊富な食材。このコロナ渦で家にいることも多く、遠出もままならない今、食べチョクを是非利用してみてはどうか。

【プロフィール】
秋元里奈
食べチョク 代表
神奈川県相模原市の野菜農家に生まれる。 慶應義塾大学理工学部を卒業した後、2013年に株式会社ディー・エヌ・エーへ新卒入社。webサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリのマーケティング責任者に就任し合計4部署を経験。 2016年11月に農業分野の課題に直面し株式会社ビビッドガーデンを創業。2017年5月にこだわり生産者が集うオンライン直売所「食べチョク」を立ち上げる。リリース3年で認知度/利用率No.1の生産者特化ECに成長。2019年9月と2020年4月にフジテレビ系列「セブンルール」に出演。2020年4月にアジアを代表する30歳未満の30人「Forbes 30 Under 30 Asia」に選出。2020年9月よりTBSのニュース番組「Nスタ」の水曜レギュラーコメンテーター。オンオフ問わず365日24時間着ている「食べチョクTシャツ」がトレードマーク。
食べチョク
https://www.tabechoku.com

 

NOMON YOUR WELLNESS OCTOBER INTERVIEW

 

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【番組インフォメーション】

J-WAVE 81.3FM MAKE MY DAY「NOMON YOUR WELLNESS」

「ココロとカラダが喜ぶ日曜日。」がテーマのJ-WAVE『MAKE MY DAY』内にて、毎週日曜日AM7:05-7:15にお届けしているNOMON YOUR WELLNESS。「人生100年時代」を迎え、健康寿命を伸ばしていくことが社会課題となっている中、歳を取ることに前向きで、自分らしい人生を全うできるプロダクティブ・エイジングの実現を目指し、「LIFE IS LONG.」というメッセージの元、最先端化学を食卓へ提供していくNOMONが送るラジオコーナー。

毎週日曜日 7:05am – 7:15am(10分コーナー)

ナビゲーター:前田智子

番組公式サイト

この番組はradikoでも聴取可能。タイムフリー機能では放送日から1週間に限り無料で視聴可能。

執筆

LIFE IS LONG JOURNAL編集部

 

LIFE IS LONG JOURNAL編集部。 ”LIFE IS LONG JOURNAL”は「人生100年時代」を迎え、すべての人が自分らしく充実した人生を歩んでいくための「健康寿命」を伸ばすために役立つ情報を発信するメディアです。

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