NOMON YOUR WELLNESS | 5月のテーマは「プロダクティブ・エイジング」 vol.01

プロダクティブ・エイジング」をテーマにお届けしたいと思いますが、プロダクティブ・エイジングっていうのは、「この100年時代により良く、自分らしい人生を実現するための年齢の重ね方」なんですが、そもそも年齢を重ねていくと身体が弱ってくるし、できることも少なくなってきますよね。

でも、やっぱり自分がやりたいことって、まだまだありますし、制限の中で、今後の人生をどのように作り上げていけば良いかみんな考えていると思います

そのために、どんな戦略を立てて、健康を維持しながら、自分らしい人生を実現させていくか。総合的な人生を実現するための歳の取り方だと私は考えています。

今月のテーマでもある「プロダクティブ・エイジング」。

それは、より豊かな自分らしい人生を楽しむための歳の重ね方。人生100年時代の今、実際に年齢を重ねてからではなく、20代、30代と早いうちからプランを立てることがその後の生活に大きく影響していきます。もちろん、どんな年齢からもより素敵な歳の重ね方をするために今からできることがあります。

日本のオーガニック美容のパイオニアであり、様々なサロンやショップのプロデュース、日本で初めての女性専門漢方薬局を設立した経験を持つ吉川千明さんですが、そのエイジレスな美しさやライフスタイルに憧れる女性も多く、そんな吉川さんが歳を重ねる上で大切にしていることを教えていただきました。

「お手入れ」って良い言葉だと思うんですよ。「手を入れていく」って植木みたいに。わたしは美容を勧めているからですけど、自分をキレイにすることが、元気でいられるコツだと考えています。自分をお手入れしていく、それは外見的かもしれないけど、向上心の表れで心のハリに繋がっていきます。

お手入れをしていくことは良いことだし、怠ってしまうと、機械の部品と一緒で動かなくなっちゃいます。だから油をさしてあげることが大事。靴やバッグだって長く使ったらシワが出てきますよね。

でも埃を取ってクリームを塗って磨いてあげれば、キレイなツヤと一緒に味が出てくるわけで、人も一緒でそういうのはエイジングの良さなんじゃないかって思っています。

年齢にあったエイジングの良さを引き出すためにも、日々のお手入れで、自分を大切にする気持ちが、プロダクティブ・エイジングのポイントなのかもしれません。実際に吉川さんが日々心がけていることを教えてください。

脳ってすごく騙されやすくて、鏡に映った自分がしょげていると、それだけで刷り込まれて、落ち込んでしまいます。だから簡単にできることは、口紅を塗ってニコって笑って明るく見せること。

そうすれば、なんか良いことがあったように見えるじゃないですか。それを鏡で見ながら、脳に刷り込んであげます。お化粧をしたり、自分から笑ったり、口角をあげることが大事。

人に元気にしてくださいって言っても難しいと思うので、だったら簡単に自分でやることはできますから。皆さんもより素敵な未来に向けて、ぜひプロダクティブ・エイジングについて考えてみてください。

なるほど。口紅をつけて、口角を上げて鏡をみる!これなら、誰でもできそうですよね。最近はおうち時間でお化粧をしなくなったという方も多いかもしれませんが、簡単な口紅だけのメイクと口角をあげることを意識するだけでもいいかもしれません。鏡の前に立って、ポジティブな気持ちを作っていきましょう。