仕事中や授業中に突然襲ってくる眠気。「寝ちゃいけないけど、どうしても眠い…」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんなとき、周りの人にバレない眠気覚ましの方法があれば…。
そこで今回、快眠セラピストの三橋美穂さんに、こっそり眠気を覚ます方法を教えていただきました!
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眠気覚ましにはコレが効く!引っ張るだけ、一瞬でパッチリ

「周りにバレずに眠気を覚ましたい」、そんなときにすぐに実行できる眠気覚ましはズバリ、“耳を引っ張ること”。
「やり方はとっても簡単。両手で左右の耳たぶを持ち、下にゆっくり3秒引っ張ったらパチンと放す。これを4〜5回繰り返すだけです。最後に耳全体を揉んであげると、体が自然とポカポカしてきて活動モードに切り替わります」
下に引っ張るだけではなく、上下・左右・斜め方向にそれぞれ引っ張ることで、耳全体がほぐれ、より効果的だと三橋さん。
耳には100以上のツボがあり、特に耳たぶのツボは頭の疲れをとるのにも効果的とのこと。また、耳のマッサージは頭痛や肩こりにも有効なので、日常的にも取り入れたいですね。
眠気撃退法|パソコンのブルーライトを活用せよ!

五感の中でも視覚からの刺激は目覚めるうえで非常に有効。特にブルーライトは効果テキメンなんだとか。
「睡眠前のブルーライトはおすすめできませんが、起床時は別。パソコンやスマートフォンの青白く明るい光を浴びることで、湧き上がる眠気を抑えることができます。
デスクライトなどの蛍光灯を顔に当てるだけでも目覚まし効果は◎。ちなみに仮眠時は消灯せず、明かりをつけたままで眠ると自然と起きやすくなりますよ」
眠気覚ましには逆効果? エナジードリンクは「ただ目を開いているだけ」

眠い時、仕事のお供にエナジードリンクが欠かせないという人も多いはず。
しかし、「頑張ってる感や、力がみなぎってくるという錯覚に惑わされないで」と三橋さんは注意を促します。
「眠気を覚ますために、コーヒーやエナジードリンクを飲むのは逆効果です。カフェインは眠気を誘発する物質の働きをブロックするだけなので、脳の疲れを癒やす効果はゼロ。
ただ目が開いているだけの状態で仕事を続けても、効率は下がる一方です。さらにカフェインを過剰にとると、寝たいと思ったときに逆に眠れなくなってしまうので、残業時にはおすすめしません」
目は冴えていても頭はさっぱり働かない、という状況に覚えがある人は要注意。
カフェインに頼るだけでなく、休むところは休むメリハリのあるスタイルに変えれば、心に余裕が生まれて仕事も捗るはず。
眠気覚ましに最も効果的な仮眠法

よりスッキリと眠気を覚ましたいときには、可能なタイミングで仮眠をとることが有効です。
「寝るタイミングは、睡魔を感じたときで構いません。快適な場所で仮眠を取ると起きられなくなってしまうので、床の上やソファに寝転がるのがおすすめです。
照明をつけたままにすると、目覚めやすくなります。その際、アイマスクやハンカチを目の上に乗せ、目に入る光の量を少なくすると、快眠度がグッと上がりますよ」
また、交代勤務などで日をまたいで仕事をする、という人には以下の仮眠方法がおすすめ。
「翌日の朝まで会社に残るほどではない、という場合は、90分も寝てしまうと帰宅後に眠れなくなってしまうので逆効果です。そんなときは15分程度のサクッと短い仮眠をおすすめします。
短時間でも睡眠をとっておくと脳が休息できるので、仕事の効率が格段に上がります」
「寝るときは、横にならずに椅子に座った状態がベター。壁に背をつけるなど、安定した姿勢で眠ると休息しやすくなります。
仮眠後は外に出て風に当たったり、背伸びをして身体をほぐしたりし眠気を飛ばしましょう。これだけの工夫で驚くほど頭が冴え、仕事が進むはずです」
どうしても眠気が抑えられない時、無理して頑張るより、ふっと力を抜いて休む方が、サクサク仕事が進むはず。授業中や会議中、仮眠が可能な時など状況に応じた方法で、上手に眠気を解消し、乗り切りましょう!
この記事は、Sleep Stylesより許可を得て転載しております。